r228 上北山村
地図
r228 は3区間に分けて紹介しようと思う。起点側の東ノ川付近、中間の林道区間、終点付近である。
【1.起点部】
R169下北山村音枝トンネルから直線距離だと10km少々、ところが丁寧に谷を辿るためえらい時間がかかって分岐点到着。
写真は下北山側から尾鷲方向を見ている。左が r228、右が R425。どちらも国道に見えないあたりはさすが紀伊山地の酷道王R425 である。
人の気配がしないのは酷道側も同じだが、雨音以外は何も聞こえない。今日の探索はここまで。写真が微妙に手ブレしているのだが、実際にはこれよりもかなり暗かった。音枝トンネル南口で突入を決意した時には午後3時くらいだったのに、このあと尾鷲に下りた時には真っ暗。途中で鹿が白いお尻を見せて山に消えて行った。
東ノ川区間の詳細はまつけんさんのページのレポートに詳しい(リンク参照)。
【2.林道区間】
サンギリ林道という、R425 と R169 をショートカットする舗装林道があるのだが、この枝線で r226 へ繋がっている(?)林道がある。これが1kmほど r228 と重複している区間があるのである。なお、完全には繋がっていないように書かれている地図が多いが、情報によれば建設・整備中ではないかとのこと。確かに私も r226 からこの林道に入るダンプを見たことがある。
この区間は2007年調査予定である。
【3.終点部】
終点の部分は地図によって調べただけでも3通りあった。
(1) Super Mapple の終点
r226 そばに北山宮という、小さな社だが由緒が古そうな神社がある。この神社のすぐそば(という境内じゃないかと思うような場所)に林道が下りてくるように書かれている。
これが少し引いて r226 から見た神社。道のすぐそばから境内になっている。
じゃあ、もう少し先に進んでみよう。この川沿いの道は風折林道というそうだが、残念ながらサンギリ林道やその枝林道へは繋がっていない。
少し先に風折川を渡る橋があったのでそこからr226方向を振り返ってみた。ご覧の通り道が取り付くことができそうな斜面ではない。ということはこのルートではないようだ。
(2) ProAtras の終点
ProAtras では、さっきの風折林道分岐よりも少し南寄りの地点にぶつかるように書いてある。北山宮前から南を見た写真がこれ。道路頭上を通っているのはつり橋のワイヤーである。
神社の裏手に石段があるが、道はすぐに途切れていた。ProAtras の地図をそのまま解釈するとこれのような気もするが、どう見ても県道候補ではない。
さっきのつり橋のたもとにも斜面に取りつく階段がある。
ここのあたりはなだらかなのかと思ったが、よく見たら伐採後の植林された場所のようで、決して道がつきやすい場所ではない。ということで、ここも違うようだ。
道とは直接関係ないが、つり橋の方を見ると水がものすごく澄んでいて川底の石までくっきり。無駄ダムのない川というのはいいものである。
(3) 交通センサス巻末地図の終点
こちらの終点は ProAtras の地点よりさらに南、1つコーナーを過ぎた先ということである。
まだ左側は断崖絶壁。しかしその先に小さくさっきとは別のつり橋が見えている。この橋が目印になる。
車の後ろに道が見える。撮影している地点はさっきのつり橋のたもとにあたる。うっかりすると見落としそうな場所だ。
これなら軽トラクラスなら通れそうな道だ。地形的にこの先すぐ行き止まりなのは分かっているのでこの先は調査しなかったが、県道候補としてはこれが一番現実的な解だと思われる。