■P51 生駒山


地図04
阪奈道路の大阪側出口は抜け道はない。あったとしてもどこも同じように混んでいる。R170旧道は全線に渡って片側1車線で道が狭い。これは車道が狭いのではなく、歩道なしで路側帯もない区間が多いという意味。歩行者や自転車1台いるだけで車の流れが滞ってしまうような道路である。未だに国道指定が解けない理由が筆者には分からない。

車がまったく動かない酷い渋滞は、外環状線よりもR170旧道の方が発生する可能性が高い。それなら多少混んでいてもR170を選択すべきだ。蛇足だが、R170が混雑しているときにはr21(八尾枚方線)も大渋滞している可能性が高い。加納団地を抜ける道は多少は交通量が少ないが、近鉄奈良線をこえるところで道が狭い上、抜けられても r24 まで。R170が六万寺で渋滞しているときには大して役に立たない。

地図05 阪奈道路の生駒インターから東進し、R168をこえて高山(R163)や、奈良外環状線(ならやま大通り。確か市道。こんな重要な道路はとっとと県道化してほしいものだ)へ抜けられる。アップダウンは結構あるが、交通量は少なめで、おぼえておいて損はない抜け道だと思う。ただ、富雄川のところで r7 と交差するあたりは自転車通学の生徒が坂を猛スピードで下って来ることがあるので下校時間帯は注意。

地図06 生駒市役所南、近鉄菜畑駅付近。駅の名前はローカルムードだが、近年道路開発の前に住宅開発が行われて交通量が増えている。ポイントの1つは地図左下に見えているR168バイパスで、第二阪奈壱分インターまで片側2車線の道路が供用されている。が、このバイパスの北端接続道路が極めて貧弱で、現行R168菜畑交差点付近は終日交通量が多く、右折レーンがないため朝夕はかなり渋滞する。地図ではR168 の南北方向と r702 の西行が渋滞となっているが、問題はr104南行で、信号の関係か渋滞してしまうとほとんど車が動かない。原付なら黒い細線で書いたルートで回避できるが、自動車は一方通行かなにか交通規制があったはずで通行不能。近鉄生駒駅方向からR168を南下するなら、東新町で右折するより、東生駒の駅前を右折した方がいいこともある。また、後述するが東生駒2丁目の混雑が激しい時は、多少混雑していても r702 を使うのは悪い選択ではない。

現在R168バイパスの続きの工事が行われており、芝山橋とかかれた付近に接続するようだ。

地図07 さきほどの場所のすぐ西側、黒く塗った住宅地へのアクセス道路とr702の交差点が東生駒2丁目である。このアクセス道路がR168バイパス(平群区間とでも呼ぼうか。第二阪奈壱分インターとは接続されていない)と接続され平群町あたりまで旧R168を通らなくてすむためどの方向へも交通量が多い。数年前に時差信号から右折→信号に変更になり、右折レーンも再整備されたのだが、それでもかなりの混雑だ。地図では抜け道指定と、東生駒2丁目から駅方向へ朝夕は渋滞とあるが、実は夕方の駅から東生駒2丁目方向への渋滞と、小瀬方向から東生駒2丁目方向の右折車の渋滞もかなりのものだ。

また、r702 は普段なら車が完全に詰まる渋滞は特定時間帯のみだが、道路工事などがあるとすざまじい渋滞が発生する。これは、矢田丘陵をこえる道路が少ない(前述の阪奈生駒ICから東へ行く抜け道と阪奈道路(r1)とこのr702。南にR308もあるがこれは論外。次にまともな道はなんとR25までない)のと、阪奈辻町インターが大阪方向との片方向ランプウェイであることが原因だ。この付近に目的地がない場合は、輸送力の大きいr1と、東生駒駅以北のR168を使うという消極的方法しかない。



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