番外編 落橋したまま復旧ままならない兵庫r327 切畑道場線

取材:2005年4月

兵庫r327 切畑道場線はもともとJR武田尾駅付近で分断されている県道だが、2004年秋の集中豪雨によって武庫川にかかる橋がおち、春になっても復旧していないという噂を耳にして、現地を訪れてみた。



2006年9月21日復旧したそうです。(神戸新聞の記事
上記リンクには以下のレポートとは対岸側から撮影されたと思われる新しい橋の写真が載っています。



r327 旧武田尾駅前で武庫川を渡る橋。もう対岸の道路(この区間は県道ではない)が大崩落してしまっている。

r327 橋から東方向を見る。河原に転落してしまったガードレールが放置されていて哀れである。

r327 山肌の崩壊ではなく、武庫川の水位上昇の結果、川岸が崩落したことが素人でも一目で分かる。

r327 こちらは県道区間。落石防護柵が大きく傾いだままになっている。すぐ先に見えているのがJRの橋。

r327 さらに進むと、対岸には旧鉄道線のトンネルが見えるが、川底に妙なものが…。

r327 なんと橋が根こそぎ流れに持っていかれて落ちてしまっている。

r327 こちらが引きちぎられた側の橋のたもと。どうやらこちらの岸が崩壊し橋が流されたようだ。

r327 この付近は山肌も荒れているので、崩落土砂が橋にも乗り上げて落橋に拍車をかけたのかも知れない。

r327 正面から見た図。鉄橋本体は無残にも濁流に痛めつけられたそのままの姿で川底に放置されていた。

2004年の集中豪雨ではここ以外にも、兵庫県だけでも淡路島を含め広い範囲で甚大な被害が発生し、国道・県道などが相当数不通になった。筆者自身はかなり以前に大分の緒方付近で土石流に破壊された橋は見たことがあるが、大雨による増水でこれだけの状況になったのを間近に見たのは初めてで、少なからず衝撃を受けた。この付近には温泉や旅館もあり、観光客を呼び戻すためにも復旧を急いでほしいという地元の方の声が新聞に出ていた。



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