名阪国道との対比が哀れな 奈良r785 山添桔梗が丘線
取材:2004年3月
取材:2005年7月
険道785号線は R25 非名阪から南下し三重県を越えて桔梗が丘駅の北あたりまで伸びるが、起点付近は交通量も少なく、頻繁にがけ崩れが発生する難所のようだ。
名阪国道五月橋ICから非名阪に入り 500m ほど進むと、ややこしい分岐の青看が現れる。
赤い欄干の目立つ橋だが、名阪国道のインターの名前にもなっている「五月橋」はこれではない。
すぐに名阪国道の新五月橋と立体交差。あちらは4車線の自動車専用道。こちらはセンターラインも、ガードレールすらもろくにない一般険道。えらい格差だ。
さっそくうねうね道が始まるが、このあたりは1.2車線程度あり、車の往来もそこそこにある。
キャンプ場への入り口が分岐する。ここから先は路面状態がころっと変わる。
路肩が弱いのか、あちこち舗装が割れている。微妙な傾斜になっているのもちょっと嫌な感じ。
(逆方向を見て撮影)
崩落跡その1。これは小規模な法面補修ですんだようだ。
(逆方向を見て撮影)
崩落跡その2。ここは結構崩れたようだが、2004年訪問時にはもう工事が完了していた。
キャンプ場からさきはずっとこんな感じで路面はかなりダスティ。
さっきのキャンプ場のあたりよりも川面までの高さがあるのが分かる。
2004年に行った時にはここが路肩崩落していた。
(逆方向を見て撮影)
法面補強のため木々はばっさりと伐採されて別の場所のようになっていた。この3つめの崩落地点が険道区間の終わりにあたる。
この先はほぼセンターラインがある立派な県道になるが、集落内を通過するので車も人も増える。広瀬地区で r80 への短絡路を分岐したあと2車線のまま三重県境になるのだが…。
【おまけ 三重r785】
ProAtras では県境をこえてしばらくしてから狭くなるのだが、実際にはきっちり県境でしょぼい道に変身。センターラインも路側帯線もなくなってしまった。
奈良県側の集落の名前も三重県側もどちらも「鵜山」という地区。
さっそくのヘキサのお出迎えで安心していたら、T字路なのに何の標識もない。だったらここにヘキサと→標識をたててくれ。
左に行けばセンターラインのある立派な道。こっちに行きたいのは山々なのだが、こちらは実は県道ではない。
右はこんな感じ。こっちのしょぼい道が険道である。ガードレールすらない…。
ここも標識がないが、険道は左折。もはや「直進路が県道」と言われても驚かないんだけど。
この日はみかけなかったが、どうやらコミュニティバスがこの道を通るらしい。実は鵜山地区の中心はさっきのT字路を左折した方向になる。
名もなき峠を切り通しで越える。標高はたいしたことがないはずだが鬱蒼としている。
この先、r782 と交差すると八幡工業団地の立派な道路に変身し、R368 に合流して終了となる。