4桁道道のトップナンバー 北海道r1000 富士川上線
取材:2007年9月
日本の都道府県道で4桁番号を名のるのは唯一北海道道だけである(ただしその命名規則は非常に複雑なのだが)。そのキリ番である r1000 が度々訪れている斜里の近くにあるという。2007年9月の旅行で斜里宿泊になったこともあり、訪れてみることにした。
前日斜里の旅館に宿泊した私はアプローチとして R244・R334の交差点から三井農免農道という、斜里岳に向かって一直線に延びる農道に入り、途中からそのまま r945に入る。T字路が見えたらそこが r1000 との交差点である。
左折(東)方向が r1000 なのは当然として、右折(西)が r945? 地図(SuperMapple,ProAtras)とも事前に下調べした情報とも違う。ま、こういうことはよくあるので気にせず左折し、まずは端点を目指す。
農場の間を抜けるとほどなく端点。この先の交差点が r1000 の起点である。朝なので逆行で写真の状態が悪いがご容赦を。富士集落の中心はこの交差点を左折した先になるようだ。方向的にはこの先が R244 の越川温泉のあたりらしいが、すんなり出れる道はない。
端点付近は充分に広いので転回してから来た方向を眺めてみる。この間通行車両は1台もなし。
さっきの交差点に戻って来た。やはり直進(西)は r945 と書いてある。とりあえずこのまま直進する。
いかにも北海道という台地を抜けて行く。
豊里地区の端で右折。このあたりまでが r945 重複区間なのだろうか。
さきほどアプローチで掛け上がった台地から降りる。目の前には中斜里から斜里町中心部が望める。
東西筋の農道と交わってクランク状に進む。
ゆるやかに台地を下って行く。r1000 は直線的に設けられた道路で、地名の境にすらなっていない様子。
まっすぐ延びた道は中斜里の集落を抜けて向こう側へ。実は地図で追えば途中から国道になっている。
r827(越川中斜里停車場線)にぶつかった。r1000 は左折し西へ重複区間に入る。SuperMapple は右(東)方向も富士川上線と書いてあるがこれはさすがに間違いと思われる。
わずか200mほどで r827 は駅前に向かうためすぐに r1000 単独区間になる。交通量はぐっと多くなった。
ほどなく釧網本線を踏切で越える。このあたりが川上地区らしい。
右から斜めに進んで来てここから直進し小清水・美幌を目指す R334 と、摩周方面へ向かうr1115と交差して終了となる。
起点付近は間違いなく地元の農家の方やそのお宅に用のある方しか通らないとおもわれるが、終点付近は観光バスも行き交うルートで、実は知らない間に r1000 を通っていた人も多いかも知れない。