2008年2月 四国ミニ旅行


この記事は mixi の日記に掲載したものを再構成したものです。

もくろみ通り午前4時に目を覚ましたので、JARTIC の規制情報とジャンボフェリーの時刻表を確認して出発。ハーバーハイウェイの料金を取られるのがもったいないので3号神戸線京橋を出て新港ふ頭へ。ところが…

ドックダイヤで6時の便は欠航です

え゛。

家に帰ってみたらドックダイヤで半数が欠航してたらしい。

もう一度神戸線に乗るのもばかばかしいのでふらふらと山麓バイパスに入る。車はまったくといっていいほどいないから須磨から離宮道を上がってもよかったのだが、まともな判断能力はこの時点では存在しなかった。それが証拠に、高松に着いてから給油しようと思っていたのでガソリンがなく、高速に入る前にと慌てて学園都市付近で給油。しかしこの時に燃料タンクのキャップを置き忘れるという失態をやらかした。後日スタンドを訪れて事情を話すと、その日の忘れ物にはなかったが、引き取り手のないキャップを1ついただいた。感謝感謝である。

そんなわけで垂水JCTから直接神戸淡路鳴門道に流入。室津PAでトイレ休憩するころには夜が開けてきた。一気に淡路島を抜けて大鳴門橋を渡る。

大鳴門橋

鳴門ICから高松道に直結された区間は初めて走る区間。さすがに早朝4時半から3時間弱連続で走ってきたので鳴門西PAでバスタオルを被って仮眠を取ることにした。

と、家に帰って地図を見たらすぐ近くからへろへろの緑線が北に延びている。その名は徳島r41。砕石場があるらしいのでうっとおしそうな道だわ。

津田付近

津田あたりから海が見える。天気は悪くないようだ。高松檀氏ICで高速を出てR11からr33に繋いで彦江製麺所で朝食がわりのうどん。向かいには湘南ナンバーの乗用車で当方より長旅中なのかも。

続いてバスネタ取材のため宇多津駅へ。が。丸亀コミバスは出た直後。ここまできたらついでなので丸亀駅前へ向かう。丸亀市は路線豊富だが本数がそれほど多くない(コミバスなんで仕方ないけど)。ついでなので駅前をお散歩。坂出でも見かけたが、なぜか銀行や信金の建物がすっごく立派。

丸亀

丸亀駅前の地下駐車場を利用していたのだが、入口は駅前の分かりやすい場所だけど出口は結構へんぴな場所。一旦琴平に寄り道してからr47(途中「宮武」の看板が見えたがちょっと遅かった)→一瞬R438→r278と地図も見ていないのにほぼ最短と思われるルートで綾川町へ出た。R377沿い、有名な「山越」の近くなのだが半年前に訪れて気にいった「池内」へ。しょうゆうどんを2玉。調子にのって唐辛子をいれすぎてちょっと辛かった。

池内

調子にのりすぎなのはこの先で、R377からr17へ入るべきところをうっかりR377そのまま高松空港方向へ進んでしまった。これは美馬経由ではなく塩江経由かとあきらめかけたところに「もみじ温泉」の看板を発見。地元の農道を抜けて温泉に到着。温泉といっても源泉温度は低いので鉱泉の沸かし湯ではあるが、余計な施設がないぶん町在住者400円、町外500円のお気軽価格。露天こそないがサウナ併設(お年寄が多いので温度は低めというのも気が効いている)。福祉施設併設なところといいさっきの農道といい、なんとなく大宇陀の温泉を思い起こす。

汗を落としてすっきりしたところで r17 へ戻る。交通量の少ない高速ワインディングを抜け、首切峠をすぎるとすぐにさっきの R438に合流したので南へ進路を取る。剣山ではヨサクとともに悪路で名を馳せるR438だがこのあたりは道幅も広くよく整備された地方国道。が遠くに見える山には雪が。雪降らないからこっち(四国)にきたのに。途中、徳島県三好と行き先にかかれたr106が分岐する。本当に三好に出れるのなら今回はあきらめていた池田が近いが、なぜか異様なオーラを感じてパス。地図を見ると大正解で、県境付近で点線県道になっていた。どうやら徳島県側も林道で通行できる (徳島r108の分断点は全然別の場所)らしいのだが、恐ろしや。まだ私の剣レーダーは錆び付いてはいないようだ。

県境近くの道の駅ことなみに立ち寄り。まだ屋根から落ちた雪が残っている。この道の駅には温泉が併設されているのだが、さすがにさっき入った所なのでパス。山菜おこわなどをお土産に買って出発。ちなみにかなり辛い唐辛子はここ琴南町の特産品らしい。2kmあまりある三頭トンネルを越えると自分の車では初入国となる阿波国。美馬橋で吉野川を渡ってR192に入る。学問的にもそうらしいのだが素人目に見た地形も奈良の吉野川−紀ノ川と雰囲気がよく似ている。ここで本日の最終目的地、道の駅貞光ゆうゆう館(貞光町は合併で現在はつるぎ町になっている)。そもそもは2年前の秋に体調を崩してへろへろになりながら出張だというのに大遅刻で小野から社に向かっていた時に、タクシーの車内で流れていたNHKラジオの中継で阿波尾鶏の話を聞いたのがきっかけ。もともと鶏肉大好きだし、この付近は徳島本線も徳島道も1回さらっと通っただけで印象が薄いので補完も込めて一度来たいと思っていたところ。食事は時間帯がいまいちなので土産物で塩焼きの真空パックを購入。翌日オーブンで暖めて食べたらやっぱいい地鶏はシンプルな味付けが一番と実感したことである。

吉野川

さてあとは帰路につくのだが、もう1回淡路島縦断はしたくないので和歌山からフェリーを狙っている。今からだとちょうど2時間後に出航予定。徳島までの距離が読めないがあと2回も吉野川を渡るのは非効率だし、高速走ったのではここまできた意味もあまりなくなってしまうのでこのまま国道を走ることにする。東に進むに連れて田圃→郊外型大型店舗が目立ち始める→住宅街→徳島中心部という教科書通りの沿道の移り変わりが楽しい。それにしても平成の大合併でよくわからん市町村名が多いこと。吉野川市?吉野川なんて横に流れてるがな。阿波市?阿波ってのは今の徳島1国全体やって。香川もそうだったけど旧の町村名を振ってくれなければどこのことかさっぱり。駅だって当然旧の町村名なわけで。

青看

佐古駅近くをすぎて徳島駅前へ。以前から徳島駅周辺は方向感覚が狂う地帯なのだ。徳島駅ってイメージ的には南北なのだが実はほぼ東西に線路が延びていて、さらに高速バスなどで淡路島などから着くのに駅の南側に着くし、駅前は新町川の影響で碁盤の目になっていないのもあっていつも混乱する。今回もどの方向から駅前に入るか地図を見ずに予想していたら見事に予想外の方向から駅前を通過。がっくし。そのままR11・R55を横切ると見慣れた通りで r29-r38とつないでいるうちにフェリー乗り場の案内を発見しすんなり到着。出航30分前の理想的な時間だった。船上で睡眠不足を補って和歌山港につくともう真っ暗。阪和道−西名阪−R24とフルワープして帰宅した。トリップメーターは500kmをちょいオーバー。これだけ走ったのは昨年9月の北海道からの帰り以来だった。
戻る