3扉車・市内循環用車両・11m超車体グループ (日野編1)
(奈22 か276号車 日野RE120改 奈良(第一)営業所所属 撮影年月不明 油坂船橋商店街前−近鉄奈良駅間にて)
1975年式の RE 3扉車両。奈良営業所と北大和営業所に配置されて、大量輸送に活躍したが、北大和車の担当範囲には急勾配も多く、運転手氏の苦労が偲ばれる。前扉や中扉が狭いのが特徴。
(奈良22 か・484号車 日野RE121 奈良(第一)営業所所属 撮影年月不明 油坂船橋商店街前−近鉄奈良駅間にて)
1977年式で、車両の型式も変更になっている。外観での変更点は、前扉と中扉が大型化されたほか、低床化が計られて乗降がしやすくなった。1997年にこのグループとしては最後に廃車されている。なお、3扉車は基本的にエンジン直結冷房装置を搭載している。
(奈22 か・652号車 日野RC321改 奈良(第一?)営業所所属 撮影年月不明 近鉄奈良駅にて)
RC系での3扉車では最初のグループにあたる。奈良と北大和(生駒)に配置されたが、奈良の車両は屋上広告を取り付け(愛称(?)「パールライス」)、デビュー当時は市内循環に優先充当されていた。その後奈良と北大和の間での転属もなく、屋上広告は廃車されるまで残った。
(奈 か・707号車 日野K-RC321改 北大和営業所所属 近鉄学園前駅[北]にて)
北大和の RC 系3扉車では最も大所帯だったグループ。屋上広告と、後部扉の案内などを別にすれば、奈良と北大和ではほぼ同仕様であった。勾配路線では RE の比ではないパワーを見せてくれた。この車は 1998年12月廃車となった。
(奈22 か・816号車 日野K-RC321改 北大和営業所所属 近鉄奈良駅にて)
低床化がより一層進行し、多区間車同様前部向かって右下に確認窓がついたタイプ。後部のクーラーユニットが大型化して車内の天井が低くなってしまっていた。写真は奈良シルクロード博輸送での登大路バスターミナル行き。