３扉車・市内循環用車両・11m超車体グループ （日野編5）
（奈良200か・・24号車 日野KC-HU2MPCA 奈良営業所所属 2001年1月 ＪＲ奈良駅にて）
1998年式で市内循環向けに投入されたワンステップ車。後部扉が設けられないので、循環線では久々の２扉車となった。18 〜 24 の７台が一気に導入されたが、その後ノンステップバスなどの投入により、18〜21が北大和に、22・23は平城に転じている。
（奈良200か・・66号車 日野KC-HU2MPCA改 北大和営業所所属 2001年2月 赤膚山にて）
1999年11月、北大和にも 61〜66 の６台のワンステップ車が導入され、594・18・19 と合わせて８台が運用されている（594はその後生駒ダイヤへ変更）。学園前地区初のワンステップ・フィンガーシフト車である。サイドビューによれば窓が低くなっているのが分かる。赤膚山線など急勾配区間にも入っているが、尻餅などの問題はないようだ。なお、クーラーがほとんど屋根に埋め込まれて、屋上の突起物が減っている。
（奈良200か・117号車 日野KL-HU2PREA改 北大和営業所（学園前ダイヤ）所属 2000年12月 赤膚山にて）
ブルーリボンシティと銘打ったモデルチェンジ車。奈良営業所ではこの車長の車は導入しなくなったので、現在のところ北大和と、後に配備された平城でのみ活躍している。前のタイヤハウスより後よりの席はこれまでロングシートだったが、この車では進行方向を向くようにしている。そのかわり、背ずりを低くした椅子を使っているので乗り心地としては低下したと言わざるをえない（座席定員確保が狙いのようだ）。
これまで HU236 以来の特徴だった、右後方グリルの形状が変更され、三菱車のようになったのも変化といえよう。
（上：奈良200か・205号車 日野KL-HR1JNEE 奈良営業所所属 ＪＲ奈良駅にて 2002年６月撮影）
（下）奈良200か・151号車 日野KK-HR1JNEE 奈良営業所所属 ＪＲ奈良駅にて 2001年10月撮影）
車格としては大型ではないが、循環線向け車両ということでここに掲載しておく。いすゞに遅れを取ったが2001年に３台（151〜153）、2002年に３台（205〜207）導入された日野のノンステップバス。リアのサイン類は RR の趣もあるが、車長はけっして短くはない。
（奈良200か・262号車 日野KL-HR1JNEE 奈良営業所所属 近鉄奈良駅にて 2002年11月撮影）
HRノンステップにもLED車が投入され、このころから市内循環だけでなく周辺の均一線にも進出が目立った。
（奈良200か・334号車 日野KL-HR1JNEE 平城営業所所属 2016年7月 登美ヶ丘３丁目にて）
2003年には直接平城営業所に新製配置された。2016年現在、HRノンステップは奈良と平城で集中的に使用されている。
（奈良200か・234号車 日野KL-HU2PREA改 北大和営業所（生駒ダイヤ）所属 2003年4月 東生駒駅にて）
均一線にもLED表示機・音声合成装置搭載車両が登場。学園前ダイヤと生駒ダイヤに１台ずつ投入された。これ以後の車両は生駒ダイヤ・学園前ダイヤを移動する車両も増えてきた。
（奈良200か・278号車 日野KL-HU2PREA改 北大和営業所（生駒ダイヤ）所属 2003年4月 東生駒駅−東生駒１丁目間にて）
北大和営業所になぜか１台だけ投入された、郊外多区間用と同じ尺の大型車。中扉は引戸ではなく開戸になっているが
、側面の行き先表示は均一用に前扉近くにある。平城にも同仕様の284号車が配属されている。
（奈良200か・328号車 日野KL-HU2PREA改 北大和営業所（生駒ダイヤ）所属 2004年5月 田原台１丁目間にて）
ボディの長さは278号車などと同じようだが、混雑対策で中扉を４枚折戸にしたタイプ。やはり同じ仕様の車（330号車など）が平城にも配備されている。北大和管内だと、生駒駅−中菜畑２丁目系統など、やや狭い道が続く路線に優先充当されているようだ。
（奈良200か・337号車 日野KL-HU2PREA改 平城営業所所属 2004年6月 近鉄奈良駅にて）
こちらは従来通りの長尺車。東登美ヶ丘方面の系統で学園前に出てくるもののほか、81系統で奈良市街でも活躍。
（奈良200か・502号車 日野PKG-KV234Q2改 奈良営業所所属 撮影年月不明 近鉄奈良駅、JR奈良駅（東）にて）
ブルーリボンIIのワンステップ長尺車で、中扉は４枚折戸のタイプ。2013年に市内循環向けの黄色ラッピングを施されている。偶然だがナンバーが500番台からブルーリボンIIの導入が始まっている。もう１台は北大和で使用。ただし、次のシリーズからはノンステップ車となったため、中扉が４枚折戸のタイプはこれが最後となった。