多区間向け大型車両・10.5mクラス車体グループ (いすゞ編1)
(奈22 か・518号車 いすゞBU15KP 西大和営業所所属 1988年8月 近鉄奈良駅にて)
西大和営業所に集中配置された車両で、西大和ニュータウンの増加する需要をさばいたほか、幹線である王寺駅−奈良市街間の路線でも活躍。ちなみにこの時期の60系統は昼間も県庁前折り返しだった。
(奈22 か・551号車 いすゞBU35KP 西大和営業所所属 1991年 近鉄奈良駅にて)
ホイルベースが BU15KP の 5.2m から 6.0m に拡大された車両でエアサス装備。奈良第二(郡山)と西大和に集中的に配置されて、奈良市南部や西大和ニュータウンなどで活躍した。後輩の BU35K (リーフサス車)や 日野 RC300P などとともにかつての多区間路線の代表車両である。
(奈22 か・775号車 いすゞK-CJA600 西大和営業所所属 撮影年月不明 法隆寺前にて)
BU35K/BU35KP の後継車両で、エンジンは 6QA2 を搭載。全車両が西大和営業所配置となった(はず)。回遊(奈良−郡山−法隆寺)にはキュービックバスが優先充当された時期もあったが、その後このタイプの車両が多く走るようになった。西大和にはこのほか K-CPM600 というリーフサス・直結冷房車が3台いた(781〜783。すでに廃車)が、これらの車はエンジンが E120H で BU35 と同じものを採用している。惜しまれつつも2003年に全車引退した。
(奈22 か・786号車 いすゞK-CJA520改 西大和営業所所属 2000年12月 王寺駅にて)
こちらは BU15KP の後継ともいうべき、少し小振りな車体を持つグループ。しかしわずか3台の少数派にとどまっている。エンジンは CJA600 と同じく 6QA2 という形式。CJA600 よりも先に姿を消した。