河内の急坂激狭怖道 r183
2003年5月 調査走行
2003年5月 補足走行
大阪府道183号線、本堂高井田線である。レポートは終点の高井田側から行う。
写真はJR大和路線高井田駅前から西をむいている。この先すぐに R25 と合流して終点となる。
もうずいぶん昔だが、三郷駅のすぐ西側にある、大和川と R25 を渡る鉄橋のかけ変えが行われた時、電車は河内堅上まで運転されたが駅前広場が狭くて R25 へバスが出れないため、代行バスはこの高井田から運転されていた。今は河内堅上の渡り線は撤去されてしまい、あの駅で折り返すことは不可能になった。実際問題、この区間は大雨による大和川増水で止まることがあるが、その場合には柏原で折り返しになる。
いきなり「落石」の文字である。この府道も R25 同様、大雨になったら通行規制が行われる。
JR大和路線が橋でオーバークロスしていく。2回目に走行した時に撮影したのだが、夕方だったので環状線電車がアルバイトしている姿に出会った。
橋の先に左へ上がって行く道路がある。すぐT字路になり左へさらに登ると有名な撮影地がある。近鉄バスはその上にある柏原東高校と青山台という住宅地に寄り道する便が多い。よくこんな高い所に学校を作ったものだ。運動部のトレーニングには事欠かないだろう。
大規模な防護柵が見えて 1.3車線くらいに狭くなる。この区間は R25 の抜け道なので交通量が多く、要注意である。
青谷交差点で R25 へのショートカット路を分けるとぐっと交通量は減る。おっと、暗峠でもみかけた凍結掲示板がある。ということは、激坂が待っているのだろうか?
さっきのコーナーを抜けるといきなり正面の道にはバリケードが。実は右に見えているガードレールが続きである。
近くにはこんな看板が。正面の道はバイパスで「建設中」とある。そうなれば先が気になるところだ。ちょうど脇に歩道みたいな道がついているではないか。
というわけで、登ってみました。が、その先わずかのところで舗装は途切れ薮のまんま。工事をやっている雰囲気はない。
地図を見れば、沢があるのでそれに沿って新道建設を計画しているようだ。
振り返るとこのようなヘアピンになっている。広角なので分かりにくいが、右側は2車線+広い路側帯で、左側は 1.0 車線である。えらい落差だ。
狭路のブラインドコーナー。軽四ワゴンでいっぱい。カーブミラーをしっかり確認してからコーナーに入らないと地獄である。軽自動車でコレなんだから…。
バスが来ると本気で狭い。マイクロ車格(でも小型登録ではないみたい)の車になった現在はマシだが、以前は中型車(日野RJと思われる)で走っていたらしい。その当時はさすがにツーマン運行だったそうだ。
民家の立ち並ぶ激狭区間を抜けるとT字路が現れた。府道は左で池に沿い進む。分岐点にはこんな看板があった。
こちらが河内堅上駅へ降りる道。やはり1.0車線のようだ。地形で考えて急勾配なのは疑いようもない。
池を半周して進む府道。ガードレールが見えているがあれが続きである。近くには公園があった。
公園から道路を見たところ。このバスは接近を他車に知らせるため車外スピーカーで音楽を鳴らしている。奈良交通の山間部の自由乗降バスと似ているが、あちらはバス乗客に接近を知らせるための音楽で、こちらの近鉄バスは制度上自由乗降ではない。ただ、バスの利用客はお年寄りが多いので、危険がない程度に便宜は図っている様子。別の日にバスに乗った際には、運転者氏と地元のお年寄りは顔見知り状態だった。大阪府にもこんなのどかなバスがあるのである。
集落を抜けて急勾配を登ると小学校と中学校が現れる。こんな所にと少々驚かされる。さっき建設中だった BP はこの中学校の下あたりに接続するものと思われる。
大阪にはこのローマ字・英語表記のヘキサが結構見られる。どこかのサイトで「旧形式」と聞いたのだが…。その後ろに急勾配・急カーブで登って行く府道のガードレールが見えている。
このヘアピンを登ったところがバスの終点「雁多尾畑」である。
順序が逆になったが、バスは降車を終えるとさっきの場所へ後退する。誘導員はなしである。
このあたりは結構な急勾配が続いている。
(注)当初、「JA前で左折」と記述していたが、Super Mapple V4 ではルートが直進に訂正されていた。また、ProAtlas W2 などでは直進の道がルートとして設定されていた。以下のセクションは 2004/3/29 に修正。
写真でどの程度伝わるのか分からないが、結構な坂である。
やっとまともな道に出たというのに、目の前には二輪車終日通禁の標識が…。四輪も夜間は走行禁止されている。この道に限らず、信貴生駒スカイラインや十三峠の大阪側、柏原のぶどう園看板のところを通る太平寺ルートなど、二輪車通行禁止の道路は多い。
左に行けばさっきの激坂集落、右は細いながらも三郷へ出れそうだ。原チャリダーの私は右に曲がらざるをえないので、レポートはここまで。
ちなみに、この路線の起点はこの通り。この場所がちょうど大阪・奈良府県境のようである。手前側は信貴山へ進む道。