大阪r183 おまけ 雁多尾畑から三郷への道


2003年5月 調査走行
2003年5月 補足走行

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さっきの交差点そばには、筆者が行った時に地元の方が物産店を開く準備をされていた。日曜祝日には地元の農産物などが即売されるのかも知れない。

写真25 標高のあるうちは奈良盆地が一望できる。左手にあるのは矢田丘陵で、斑鳩町のあたりでそれが切れているのがよくわかる。

写真26 しかし忘れてはいけない。激坂を登ってきたということは、下りもまた激坂ということだ。林の向こうに明るい景色が広がっているが、うっかりあちらに飛び出してしまうと二度とこちらの世界には戻ってこれない。

写真27 工事現場にあるような交互信号機が現れた。可般タイプなのだが常置されているらしい。赤外線センサーで通行車両をキャッチするようだ。2度目に通った時には赤点滅だった。原付なのでそのまま通行した次第。

写真28 注意して進むと、こんな切り通しが現れた。ここが交互交通の元凶らしい。急勾配下り坂の途中なので写真を撮るのも一苦労である。

写真29 交互通行区間の反対側端点は複雑な交差点。三郷町方面は手前を左折する。奥の道は建設中のようで、関係者以外通行禁止のようだ。

電信柱と道路の角度に気を付けて見ていただくとどれくらいの傾斜なのか分かって頂けると思う。

写真30 右手に進むのは別の激坂路。逆光になってしまったが、軽トラックが1台登って行った。そのすぐ下にトンネルが掘られているようだ。後日よく見ると、ちょっと下にもトンネル坑口があり、明らかに道路用ではない。工事の看板などによれば水抜き用トンネルのようだ。地滑りの原因になる地下水を汲み出しているようだ。今走っている道のそばにもそのためと思われる井戸がある。

写真35 少し行くとこのような看板が。そうか、このあたりが有名な亀ノ瀬か。現在のJR線は奈良へ向かっていると河内堅上の先で大和川を渡り、三郷の手前でもう一度橋を渡っている。これはもともとまっすぐ行っていたのに途中のトンネルが地滑りで使用不能になるというトラブルがあったためと聞いている。そのトンネルは危険防止のため埋め戻されたらしいから現存しないそうだが。

この南にある、西名阪自動車道と近鉄大阪線が県境をこえるあたりも軟弱地盤だそうで、近鉄は結局長いトンネルを掘って線路をつけかえた。ともかく有名な地滑り地帯なのである。

写真31 ヘアピンカーブを越えると、さらに下る道が現れるので左折する。さっきの場所とこの場所の2ヵ所以外はほとんど道なりに走ればよい。

写真33 大和川の対岸がはっきり見えるところまで来た。下りきったところはT字路で、三郷は当然左である。この写真では見えないが、正面はぶどう畑で棚が作ってあった。さすが柏原市である。

写真32 辻のそばに「峠八幡神社」がある。「峠」はこの地区の字名である。最初、看板で「河内堅上駅/峠」と書いてあったのを見て「なんで坂を下りる道が峠へ行くねん」と思っていたのだが、浅はかなのは筆者の方だった。

写真34 左折するとまた道ゆきが怪しくなる。ただ、国道でも府道でもないので文句を言う筋合いではない。この道がなければ亀ノ瀬橋まで迂回を余儀なくされる訳で、ありがたく通らせて頂く。

写真36 突然左側が広くなった。ん? ちなみにこの場所の右側は…

写真37 対岸からも見える大きな重機がいる。ということは、この左のなだらかな斜面は地滑りの跡っぽい。豪快に崩れたものである。もっともこの地滑りは最近できたものではないだろう。

このコーナーのすぐ先が府県境らしいが、一切標識はないので気付かないと思う。

写真38 奈良県の三郷町立野南地区。住宅地になっている。これであとはまともな道を走れる。

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