謎の支線が多数 奈良r30 御所香芝線 (後編)

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後編は、前編の最後の地点から北へ約3km。r30 というよりは葛城ロープウェイに至るr213との交点といった方がわかりやすい場所から。

御所市櫛羅 青看は右折方向も r30 と書かれている(実際にはr213も重複する)。実際の交差点は写真に見えている櫛羅東のもう1つ先の櫛羅交差点である。

御所市櫛羅 これがその櫛羅交差点。およそ重要な交差点に見えないが交通量は結構多い。なお葛城山上へは車では到達できない。

御所市櫛羅 左折するとすぐに切り通しになるが、それを抜けるとため池のそばを走るおだやかな県道になる。

御所市櫛羅 そんなのんびりムードは一瞬で終わり、突然狭いクランクが現れる。向こうからやってくるグレーの乗用車の右後ろに道路が続いているのがお分かりだろうか。

御所市櫛羅 ほどなく櫛羅東交差点に到着。直進は一般県道r213が単独分岐。r30 は左折なのだ。この写真だけでもえらく狭いことが分かると思うが…。

御所市櫛羅 その交差点を南(上の写真で言えば右の方向から)から北(上の写真の左、r30方向)を見た写真がこれ。普通乗用車でも曲がるのが大変である。しかもこのr213は近鉄御所駅を結ぶ道路なので路線バスも地元の車も人も通行が多い。

なお手前の道路の拡幅工事が行われているが、この手前の道路はおそらく市道で、近所に小学校があるため安全施設整備の工事をやっているのだとか。そりゃ危ないわ。

御所市櫛羅 その櫛羅東からわずか100mで右から立派な道路がぶつかる(十字路だが左側は工事中)。これがr80より立派なr213バイパスなのだが、前後が開通していないため中途半端な形で放置されてしまっている。

御所市櫛羅 まともな道幅に戻って御所市ともお別れ。この先は葛城市(旧新庄町)に入る。

葛城市林堂 r254と交差するあたりまでは直線平坦な快走路が続いている。

(この写真は逆方向を撮影)

葛城市葛木 前の交差点名にもある池のふちを回って信号交差点へ。ここからは地図とにらめっこが続くことになる。手初めにここを左折(西へ)する。

葛城市葛木 すぐにホームセンター手前の交差点があるのでこれを右折(北へ)。

葛城市新庄 このあたりがもともとの新庄の集落だったようだ。民家や個人商店が立ち並ぶ。なお葛城市は新庄町と當麻町が合併してできたのだが、市役所は旧新庄町役場の場所にある。

葛城市新庄 ホームセンター横の交差点から500mでここを左折する。右折(東)すれば前述の市役所や近鉄新庄駅の前にでる。なお横切る道は二輪を除く自動車は東行き一方通行なので逆行できない。

葛城市新庄 つきあたった場所を右折して北上する。ここで一通は解除。

葛城市辨之庄 商店は減って住宅が増えてきたが、この界隈は上品な呉服店がいくつか並んでいて、お嬢さんが店の人に送られてでてきたところだった。

葛城市辨之庄 辨之庄会館を過ぎたその先、およそ県道には見えない道へ左折する。

葛城市辨之庄 悪い冗談にしか聞こえないが、現役バリバリの主要道のはず…である。一応地図は SuperMapple と ProAtwas を確認したがどっちも県道指定になっている。

葛城市辨之庄 家並みが途切れたところで右折し北上する。

葛城市辨之庄 これがこれから進む道。家の屋根が危ないのはむしろこの前の地点の方だとは思うが、確かにこの先も狭い。

葛城市辨之庄 集落を抜けて正面に大和高田BPが見え、いよいよ終点と思ったらまだ早い。左手に警備員のおっちゃんが立っている方向に左折するのである。ここも道路工事の最中だったが原チャリくらいなら通行可能だった。

葛城市辨之庄 すぐに西隣の道にぶつかるのでここを右折しもう一度北上する。

葛城市辨之庄 振り返るとこんな感じの道。ガードレールすらないただの農道である。

葛城市辨之庄 最後の最後まで謎のルートだったがやっとR165にぶつかってここで終了。辨之庄ランプ西交差点なのでお間違えのないよう。

ProAtras ではこの先もしょぼい道をたどって近鉄磐城駅までも県道指定されていた(詳細図では違う)が、これはさすがに現役県道ではないようだ。

しかし、前半は葛城古道ということで県道指定される意味がなくはないが、後半はどう見ても妙である。なぜ今も県道指定されたままなのかは余所者には分からない謎である。
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