謎のルーティング奈良r51「天理環状線」(1)
2003年6月 調査走行
2003年7月 補足走行
2003年8月 補足走行
2008年11月 補足走行
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補足記事「r51全線開通」
平成2年度の公的資料では、一般県道 r248 だった路線。現在は主要道に格上げされているが、主要道らしい区間は、いわゆる「天理バイパス」と天理東インターから南の一部区間だけである。それでも、r249 大和郡山環状線と違って本当にルート的に「環状」にこだわっているのが特徴。それがまた、無理やりなルーティングを生んでいる。
公式資料が手元にないので、正式な起点がどこか分からないが、最も北の国道から分岐する地点ということで、奈良市窪之庄町からスタートする。
(追記:その後、R25 交点の富堂町交差点が起点らしきことがわかりましたが、いきがかり上このままにしています。)
R169 を窪之庄南交差点から奈良(北)へ向けて走行中。コンビニが左手に見えると歩道橋のある交差点がある。ここは左折する道が2つあるのでややこしい。写真左に写っているのはラーメン屋さんの看板。
歩道橋を過ぎてからすぐに斜めに分岐するのが r51 である。ヘキサがなければ誰も県道とは思わない。実は、R169 の先に見えている案内標識が見えている交差点から左折する道とすぐに合流する。
これがその合流点で、西から東南(進行方向と逆)を向いている。右手に進む道が r51 で、左(道なり)の道は R169 下山交差点に出て r188 に繋がっている。
集落内のうねうねした見通しの悪い道を行くと、旧上街道とおぼしき道と交差し、すぐにJR桜井線をオーバークロスする橋にかかる。
(写真は逆方向で撮影)
駅近くということで住宅も多く、交通量が多い。ただし、それは地域間交通ではなく、地元の生活道路としてである。
旧 R24 である r754 にぶつかった。上三橋交差点である。左すみにややこしいものが写っている。拡大すると…。
県道は鋭角に曲がるように指示されている。地図を見ると実際には鋭角ではなく、ほぼ直角なのだが、感覚的にはそういうことである。実はこの標識、すぐ上に見えている看板に隠れそうになっている。もっとも、ルート通り県道を走るひとなどほとんど皆無なのであまり実害はないだろう。ついでに、上にある看板は、ここから帯解駅方向に戻ったところにある酒造メーカーのものらしい。
これが、r754 北側から南方向を見たところ。道標の後ろに見えているのが r51 である。ここも、主要道と一般県道の格が逆転している典型例である。その証拠に、手前に立っている案内標識では r51 南行きの存在が無視されている。r51 側は独立した信号もないので、青信号でも出るタイミングを失うといつまでたっても進めない。
まるで駐車場の中のようだが、れっきとした県道である。
駐車場もどきの場所を抜けると工業団地になり、センターラインが現れて法定速度で走行できる区間になる。
(写真は逆方向で撮影)
r754 井戸野町と R169 窪之庄町南を結ぶルート(700m先には r51 が通っている)と交差する。センターラインがあるのはわずかな区間だけで、ここからは狭隘路が続くことになる。
これが r51 の実態である。離合も場所を選ぶ。ただし、私のような原チャリダーには、天理 BP のような1車線で流れの早い道よりこちらの方が走りやすい。
この石川町地内には、朝夕のみだが一方通行区間がある。ただし、規制されているのはその先の看板が見えている100mにも満たないだけである。ただ、ほとんどの抜け道志望の車はこの標識のある地点から天理BP へ逃げてしまう。
(写真は逆方向で撮影)
r192 と交差し、西名阪自動車道の下をボックスカルバートでくぐる。写真奥に r192 との信号交差点が見えている。
(写真は逆方向で撮影)
近鉄前栽駅前を踏切で通り過ぎる。狭い踏切なので通過には注意が必要である。
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